☆あるシートの印刷設定を他のシートに適用する

 あるシートに表を作り、印刷設定をして、その表を他の複数のシートにコピー貼り付けすることがあります。書式はまったく同じです。しかし、印刷設定は引き継がれていません。それぞれのシートでいちいち印刷設定をしなければなりません。わずらわしいと思ったことはありませんか。私は何度もあります。
 そこで、あるシートの印刷設定を、他のすべてのシートに適用するマクロを紹介します。
 マクロが初めての方は、エクセルで「Alt+F11」でマクロを入力する画面を開いてください。左の白い部分でマウスを右クリックして、メニューを出してください。「挿入」→「標準モジュール」を選択してください。右の灰色部分が白くなります。
 右の白い部分に下のマクロを貼り付けてください。「基準となるシート名」のところに印刷設定したシート名を入力してください。実は、このマクロはChatGPTにまるごと作ってもらいました。いつもは、思うようなものを作ってもらえるまでが大変なのですが、今回は調子が良く、一発で作ってもらえました。
Sub CopyPrintSettingsWithHeaderFooter()
Dim sourceSheet As Worksheet
Dim targetSheet As Worksheet

' 基準となるシート名を指定
Set sourceSheet = ThisWorkbook.Sheets("基準となるシート名") ' 基準のシート名を入力してください

' 他の全てのシートに適用
For Each targetSheet In ThisWorkbook.Sheets
' 基準シートそのものには適用しない
If targetSheet.Name <> sourceSheet.Name Then
With targetSheet.PageSetup
' 印刷設定のコピー
.PrintArea = sourceSheet.PageSetup.PrintArea
.Orientation = sourceSheet.PageSetup.Orientation
.PaperSize = sourceSheet.PageSetup.PaperSize
.Zoom = sourceSheet.PageSetup.Zoom
.FitToPagesWide = sourceSheet.PageSetup.FitToPagesWide
.FitToPagesTall = sourceSheet.PageSetup.FitToPagesTall
.CenterHorizontally = sourceSheet.PageSetup.CenterHorizontally
.CenterVertically = sourceSheet.PageSetup.CenterVertically
.LeftMargin = sourceSheet.PageSetup.LeftMargin
.RightMargin = sourceSheet.PageSetup.RightMargin
.TopMargin = sourceSheet.PageSetup.TopMargin
.BottomMargin = sourceSheet.PageSetup.BottomMargin
.HeaderMargin = sourceSheet.PageSetup.HeaderMargin
.FooterMargin = sourceSheet.PageSetup.FooterMargin
.PrintTitleRows = sourceSheet.PageSetup.PrintTitleRows
.PrintTitleColumns = sourceSheet.PageSetup.PrintTitleColumns

' ヘッダー・フッターのコピー
.LeftHeader = sourceSheet.PageSetup.LeftHeader
.CenterHeader = sourceSheet.PageSetup.CenterHeader
.RightHeader = sourceSheet.PageSetup.RightHeader
.LeftFooter = sourceSheet.PageSetup.LeftFooter
.CenterFooter = sourceSheet.PageSetup.CenterFooter
.RightFooter = sourceSheet.PageSetup.RightFooter
End With
End If
Next targetSheet

MsgBox "印刷設定およびヘッダー・フッターを他のシートにコピーしました。"
End Sub
 マクロの実行は、マクロを入力した画面の上にあるメニューの「実行」→「Sub/ユーザーフォームの実行F5」で行ってください。他に実行の方法はあります。詳しくは「マクロの基本」を参照してください。

☆PDFファイルを1ページごと分割したり数ページを結合したりするソフトウェア

 PDFファイルを分割したり、結合したりする無料のソフトです。
 インターネットからダウンロードしたPDFファイルをページごとに分割して、必要なページどうしを結合して再編集したり、いくつかのワード文書やエクセルシートをPDFファイルとして保存して、それらを結合して新しいファイルを作成したりするなど、いろいろなことに利用できて、便利なソフトウェアです。

 【PDF分割結合ソフトをダウンロード
 ダウンロードしてZIPファイルを開くと、図1のような画面が表示されます。
  その中のをダブルクリックしてください。「展開」「実行」等の画面が出てきますので、「展開」をクリックしてください。フォルダ名を聞いてきますので、適当な場所を指定してください。これが終了すると図2のような画面がでてきます。(もちろんZIPファイルを解凍する作業でも同じです。)
  その中のをダブルクリックしてください。

 図1            図2
 

 図3のような画面が表示されます。「追加」ボタンを押して、分割したいPDFファイルや結合したいPDFフィルを選択します。

 図3

 図4は分割したいPDFファイルを指定して「分割」ボタンを押します。保存したいフォルダを指定すると、そのフォルダに1ページごと分割されたPDFファイルが保存されます。
 図5は結合したいPDFファイルを指定して「結合」ボタンを押します。保存したいフォルダを指定すると、そのフォルダに結合された1つのPDFファイルが保存されます。

 図4                                    図5



☆フォルダ内のファイル名の一部を一括置換するソフトウェア

 フォルダ内にあるファイル名の一部を一括して置き換えるソフトです。例えば、フォルダ内に「前期1組」、「前期2組」というファイルがあったとき、一括して「後期1組」、「後期2組」というようにファイル名の一部を置換することができます。業務用のファイル名や写真のデータのファイル名などを整理したいときには、とても重宝します。
 【ファイル名一括置換ソフトを ダウンロード
 図1が最初の画面です。「フォルダ選択」ボタンを押して、フォルダを選択すると、図2のようにフォルダ内にあるファイルの一覧が表示されます。左下の「行いたい処理を選択します」で「置換」を選んでください。そして、図3のように「置換」のところで「タワー」を「展望台」に、というように変える文字を入力してください。「確認」ボタンを押すと置換後のフォルダ内のファイル名一覧が黄色い部分に表示されます。「実行」ボタンで、一括置換の作業が行われます。いたって簡単に、スピーディーにできます。

 図1                         図2                        図3



☆パスワードがかかったシートの保護を解除するファイル

 誰からかいただいたエクセルファイルのセルのデータを書き換えたいとき、あるいは、セルに入っている関数を確認したり、直したりしたいとき、パスワード付きのシート保護がかけられていて、何とか、この保護を解除したいと思ったことはありませんか。
 実は、パスワードがかかっていても、シートの保護を解除するファイルがあります。
 ファイル名は「エクセルシート保護パスワード解除.xlam」です。このファイルを保護されているファイルと同時に開くと、「パスワード解除」がメニューの右端に追加されます。


 この「パスワード解除」を選択し、「シートパス 解除」をクリックすると、「キャンセルボタンをクリックしたらパスワードが解除されます」という画面が出てきて、「OK」ボタンを押すか、ESCキーを押せば、パスワードがかかった保護が解除されます。
 
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 「富士市の佐野です」で送信します。

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